ヒプノ的ライフハック

ヒプノセラピストよしはねの日常。

ヒプノセラピストがヒプノバースしてきた話。

ご無沙汰してます。

 

某日、第二子を出産致しました。

ブログなどで常々、

ヒプノバースする!と宣言しておりましたが

その実、どうだったか?のお話です。

 

  • 準備したグッズなど

催眠導入用の音源

メタルシャワー(痛みを軽減する、と講座で勧められた)

レメディ(arn. calen. mag-p. staph. hyper.を溶かして水ポーテンシーに。)

 

  • 前準備

ヒプノバースするにあたり、ヒプノバースのクラスで配られたアファメーション、リラクゼーションの音源をひたすら聴きました。

が、誘導者の声があまり好みではなく、

本番でこの音源を使って催眠入るのは、自分の気持ち的に厳しいんじゃないか?と思ったので

世界で一番信頼するヒプノセラピストで、師でもある谷原由美さんの録音音源を聴き倒しました。

(ヒプノバース専用の音源ではなく、過去に受けた講座の録音や、CD音源などを使いました。

YouTube新月瞑想でも良かったかも。)

 

 

以下グロ表現などありますので閲覧は注意です

 

 

 

 

  • 当日の流れ

午前2時

オリモノが大量にダラダラ流れる感覚と、生理痛のような弱いじんじんした痛みで目が覚める。

出血か破水か分からず、確認するとおしるしらしき少量の出血。

ただ、1人目の時はおしるしがなく、陣痛も最初から腰を殴られるような強い痛みだったため

あまりの弱さに陣痛かどうかの判断が出来ず。

とりあえず様子見。

 

午前2時半

痛みは3分間隔になり、立っていられないほどに。

助産院に電話してみる。

間違ってたら帰ればいいから、という言葉に励まされ、助産院に行ってみることに。

 

午前3時

陣痛タクシーを呼ぶ。

捕まらなかったらどうしようと不安になるが10分で来てくれた。

ありがとうありがとう。

夫が寝ている上の子を着替えさせ、抱っこして助産院へ。

ありがとうありがとう。

 

午前3時半

助産院に無事到着。

担当の助産師さんは、なんと初対面の方!

そして同席してくださった助産師学生の方も初対面!

ラポールとは() という状況に。笑

ラポール=信頼関係のこと。ヒプノ ではラポールが大事とされる)

この時点ではまだ元気。

ポカリとかメタルシャワーを机に並べて臨戦態勢に。

ただ痛みが強くてNSTがうまく装着できず。

上の子は泣き喚くので夫と別室待機。

 

午前4時

ひたすら陣痛に耐えるタイム。

メタルシャワーは効果なし。

イヤホンでひたすら谷原さんの声を聞く。

その甲斐あってか、段々と催眠状態〜寝落ち寸前の意識状態へ。

痛みが訪れる度に顕在意識に引き戻される。

でも、意識をシータ波くらいに留めておかないと痛みが和らがない!

と思いこんでいたので、わざと、うとうと状態をキープしてみた。

そのお陰か痛みが多少マシに。

でも五回に一回くらいは激痛が走る。

 

午前5時

自分で思っていたよりお産の進みが遅い気がしてくる。

子供もまだ元気に胎動してて、下りている気配がない…。

うとうと状態になってるせいか?

(うとうとすると、陣痛が遠のく)

顔見知りの助産師さんがいないせいか?

(なぜか、顔見知りの人が来ないと生まれないような錯覚に陥ってた)

色々頭の中で原因を探ってみる。

とりあえず、妊娠中通い詰めていた温熱療法で陣痛を促進してもらおうと思い、

6時になったら温熱療法の先生に電話してもらうようにお願いする。

この時点でかなり心細くなり(夫も部屋にいない、知り合いの助産師さんもいない…)

7時になったら谷原さんに電話して、誘導かけてもらおうかどうか血迷う。笑

(痛みで血迷ってたせいです。本当は気軽に電話なんてできません。笑)

 

午前6時

一人目の出産時より、時間が進む感覚が早い気がする。

ヒプノのお陰か。

(第一子の時はやたら遅くてほんとメンタルやられた)

なんとなーくだが子供が降りてきている気がする。

「上手に降りてきてるよ〜」

と、声に出して自己暗示をかけてみる。

 

そして、ヒプノ状態でふわふわしてる最中に

「会陰や骨盤を突き破られる恐怖」

を抱いてることに気づく。

これがネックなんだな、と。

そこでレメディのアコナイトを取ってみる。 ※恐怖を取る効果があると言われている

計3粒。

 

そのおかげか、

他者とのラポールとか関係ない、

私はこのお産に1人で立ち向かうんだ。

誰かに頼ろう、なんとかしてくれると思ってたのが間違ってた。

私が産むという覚悟が大事なんだと気づく。

 

午前7時

急にいきみたくなる。

骨盤に圧がかかった。

あ、これ生まれる!と確信。

助産院の院長先生、助産師さん、夫に介助してもらい、いきみはじめて約30分ほどで出産。

 

 

1人目の時は、いきみはじめてからも時間かかって

ユンケル3本飲んだんですが

今回は0本でした。笑

 

ちなみに急に圧が来たせいか、足の筋肉がすんごい緊張してたらしく、

「沢山産婦さん見てきたけど、なかなかこんなに足がカチカチの人いないよ!」

と、産み終えてから施術してくださった温熱療法の先生が言ってました。

 

  • ヒプノバースのコツ?

私なりに考えてみました。

まず、信頼できるヒプノセラピストを見つけて、

その人の声で反射的に催眠状態に入る練習をしたら良いのかなと思いました。

自分の声や、ご主人の声を録音しても良いとは思いますが、

私は幸いにも信頼できるヒプノセラピストさんを知っていたので

ひたすら録音を聞いて、潜在意識に入れるように慣らしました。

 

助産師さんに協力を仰ぐのも必要です。

話しかけられるとどうしても催眠中断しちゃったり

「痛いよね〜」と声かけされると「痛い」というワードに反応しちゃって痛くなるような気がするので、

事前にそっとしておいて欲しい旨を伝えておく方が良いかと。

今回の助産師さんはかなり察してくださったので、とても集中できました。

たとえヒプノバースを知らない助産師さんに当たっても、

話しかけないで欲しい旨さえ伝えれば大丈夫かと思います。

 

ヒプノバースのクラスでは、催眠に入ったら痛くない!みたいなことを教えられましたが

はっきり言って痛いものは痛かった!!!!

ある程度痛みを逃すことはできましたが

痛いよ!!!!!

陣痛=痛い の枠から外れられなかったのだと思います。

陣痛は痛くないと心から信じられたら良かったのかもしれません。

 

あとは、どれだけ自己暗示できるかが勝負なところがあるので

お産のために良いと自分が思う行動は何でもして、後悔のないようにする、のが大事だと感じました。

マタニティヨガでも、整体でも、食事でも、何でも。

 

  • ヒプノバースをして良かったか?

良かったです。

自分の中の恐怖心をありありと感じて、見つめられるきっかけになりました。

 

 

  • ヒプノバースでの利益はあったか?

ヒプノバースのおかげなのか、単に2人目だからなのか、体づくりを頑張ったおかげかはわかりませんが

1人目に比べると様々な利点がありました。

出産時間の短縮(24時間→5時間)、

出産ダメージの軽減(会陰の回復が割と早かったり、出血が1回目より少なかったり)

 

私の場合、1人目の時がひどすぎてやっと人並みになっただけかもしれませんが…。汗

(1人目の時は酸素吸入や点滴を打ったりしました。笑)

 

 

  • おわりに

ヒプノバースだろうが、通常の出産だろうが、吸引だろうが、帝王切開だろうが、無痛だろうが

どんな出産でも素晴らしい!と思いました。出産は等しく尊い

 

もし、痛みを自己暗示で絶対に無くせる!という自信のある方は、ヒプノバースをお試しくださいませ。笑

 

そして今回の出産に関わってくださった皆さん、

いろいろと配慮してくださった皆さん、

本当にありがとうございました。

 

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